1. |
鳥 / Tori
03:27
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なだらかに消えゆく 高い空の白
うらぶれた路地から旅立つ頃に
翼を持つ君は灰色の海で溺れてしまって
目と目が合った
人事なんかじゃないんだ君は僕だ
ありふれた朝の為に生きる
人事なんかじゃないんだ君は僕だ
埋もれた朝の真ん中
飛べよ 銀河の橋はすぐそこ
しなやかな命に憧れた僕は
嘴でも上手く歌えていますか?
問い掛けの答えを聞くことも無く
汚れてしまった靴を脱いでいた
僕ならきっとカラスの餌になって
もう一度空を飛べるから
僕ならきっとカラスの餌になって
もう一度空を飛べるから
求めよ 銀河の端を染めながら
この目よ 銀河の橋はすぐそこ
飛べよ 銀河の先を求めながら
恐れよ いつか見たあの景色のよう
声を 失ったとしても気高くあれ
飛べよ 銀河の橋はすぐそこ
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2. |
天体 / Tentai
05:05
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淡く煙る名も無きひとときが
重なり やがて今日を成せば
かつて訪れたはずの昨日を
羨むことなく居れるだろう
忘れ難き木枯らしの日ならば
そっとしまっておけるよ
対になって廻るほど涼やかに
夜は足早に更けるよ
天体を紡ぐ糸を手繰り君は旅立つ
まんまるの地球に沿ってどこまで行けば
見つかるだろうか 闇雲な午後
途切れることの無い流星の雨
歌おう いつまででも月は巡る
カーテンを引いたら標は
8.7光年を越えて
明かりに影踏み
二人を留めてくれるよ ずっと
まんまるの地球に沿ってどこまでも行こう
途切れることの無い 流星を探しに
歌おう いつまででも月は巡る
眠るまではずっと 側にいてね
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3. |
イエネコ / Ieneko
03:19
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もしも生まれ変わりがあるのなら
イエネコに生まれたい
外の世界も知らずに守られて
狭い世界で生きていたい
メールもおしゃれも必要ない僕にはいらない
大抵のことをつまんながってる
新しい物も古い物も好きなのに
立ち竦んでさ
まだ知らないけどもう一度聞きたい
例え嘘に溢れた世界でも
優しさに触れていたい
腕を伸ばせばすぐに届くよと
どこかで誰かが歌ってる
言葉も願いも必要ない僕にはいらない
保証されてる命と毎日
生きているのが簡単だから生きてゆけない
贅沢だな
退屈なんて言葉は知らない
本当は爪を研ぎたがってる
難しいことは分からないけれど
引力なら感じている
命が歩むままに生きてゆきたい
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4. |
しましま / Shimashima
04:10
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東の窓辺に見慣れた横顔
指定席はいつも空けておこう 僕の為に
さっきまで君は居て太陽の匂いを残した
さよならの後も振り返り後ろ姿を見送るよ
何度でも思い出したくなるような 背中さ
褒め言葉は幾つあっても足りない
バカだなって知ってる それでも良かった
帰り道忘れても君のこと忘れられないよ
黒目がちな瞳覗き込めばいつだって元気でいられるよ
意気地無しなところ僕たちとても似てるね
名前を呼べば振り返る君の足音さえも愛おしくて
悲しみを伴う回想さえいつか優しくなるのでしょうか
さよならの後も振り返り後ろ姿を見送るよ
何度でも思い出したくなるような 背中さ
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5. |
少年期 / Shounenki
04:14
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少年期 少年期は終わりを告げ
どうやら僕は大人になるんだ
電信柱の影長く伸びてゆく
アスファルトの画用紙
書きかけの地図を広げた
バスケットボール連れてどこまでも行くよ
ポケットにラムネ菓子とお気に入りの石
持ってさ
路地裏の迷宮にまよい
背の高い草を分けては
ブロック塀乗り越え進もうよ
ガラスの欠片 ガラクタの宝物
拾い集めては
枕元に置いて夢を見た
少年期 少年期は終わりを告げ
どうやら僕は大人になるんだ
何でだろう胸の奥がざわめいては
夕焼けが恋しくなったんだ
大嫌い 大嫌いを繰り返してた
少年でいることを許されていたのに
少年期 少年期の目映さには
目がくらんで立ち尽くすこともあるけど
運命を自らで選ぶ自由を
携えて歩き出せるよ
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6. |
相槌 / Aizuchi
05:31
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相槌打って歩いてた
君の隣を歩くのさ
いつかさよならを
いつかさよならを言うため
相槌打って歩いてた
君の後ろを歩くのさ
いつかさよならを
いつかさよならを言うから
相槌は遠くなってゆく
ひとりぼっちにさよならを
言うの忘れて
言うの忘れてしまって
相槌は遠くなってゆく
ひとりぼっちにさよならを
言うの忘れて
言うの忘れて だから
いつか忘れてしまえるのならば
今すぐ忘れてくれ
遥か遠くへ日々はつなぐ
まるでさかさまな嘘
ビルの合間を迷う明日を
二人行きたい
相槌打って歩いてた
君の隣を歩くのさ
いつかさよならを
いつかさよならを言うため
相槌打って歩いてた
君の後ろを歩くのさ
いつかさよならを
いつかさよならを言うから
相槌は遠くなってゆく
ひとりぼっちにさよならを
言うの忘れて
言うの忘れてしまって
相槌は遠くなってゆく
ひとりぼっちにさよならを
言えるだろうか
そしてさよならを言うよ
いつか忘れてしまえるとしても
今すぐ忘れないで
遥か遠くへ日々はつなぐ
まるでさかさまな嘘
ビルの合間を迷う明日を
二人行けば
遥か遠くは遥か遠くで
まるでさかさまな嘘
ビルの合間を迷う明日を
二人行きたい
二人生きたい
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葉緑体クラブ (Youryokutai Club) Sapporo, Japan
なんとなく動物好きなメンバーが送る、音数少なめバンド。
路地裏の角を曲がったら現れる異世界に迷い込んでほしい。3人います。
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